心臓の底の記憶

死ぬまでにあと何曲聴けるのか。

Rage Against the Machine「Know Your Enemy」でライブ客演するMaynard James Keenanの動きを比較してみた

タイトル長っ、な記事ですが、ご勘弁を。

最近、Rage Against the Machineレイジ・アゲインスト・ザ・マシーン)熱が個人的に再燃しており、全アルバムを引っ張り出して聴き直している。DVDやYou TubeでPVやライブ映像も観返している。

もちろん1曲には絞れないが、中でも特に好きなのが「Know Your Enemy」。
同曲のライブ映像を観ていて気づいたことが。誰かいる。途中で歌っている。

そう、Maynard James Keenan(メイナード・ジェームス・キーナン)。
Tool(トゥール)、A Perfect Circle(ア・パーフェクト・サークル)などでもお馴染み。

そう、今までそんなに意識してこなかったが、この曲の中盤のシャウトは、Zackの声じゃないんだった。調べてみるとMaynardだと(当然)判明。なので、ライブにもたびたび客演している、ということに今さら気が付いたわけで。

で、いつくかのライブ映像を観ているとMaynardの振る舞いにわりと顕著な違いがあることを発見。順番が回ってくるまでの待ち方、登場の仕方、去り方……観てもらうのが一番早いと思う。時系列に比較してみる。

 

1993/8/29 Paradise Festival@オランダ
今回、比較してみたいと思ったきっかけの動画。
演奏開始からちょいちょい映るMaynard。直立不動。所在なく立ち尽くして、居心地悪そうに待機している。廊下に立たされた生徒のよう。
1:25ころから出番。Zackからマイクを受け取る時も少しずつ近づいてきて不審な感じ。
待機中は、腕は前で組んでいる。ダイジェスト映像のため、最後まで残っていたかは不明。

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 1994/6/24 Glastonbury Festival@イギリス
イントロから頭を動かしてリズムに乗っていて、1年前から変化が見られる。
2:30ころのザックからのマイクタッチも気持ちスムーズだったような。
腕は正面で組んでいる。歌った後もステージに残り「All of which are American dreams」の繰り返しの途中で袖に引き返す姿が。

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 1999/10/10 Coachella@アメリ
「Know Your Enemy」自体は16:40ころから。
イントロが始まってから約1分弱。ステージ袖よりのそのそと登場。
今ではお馴染となったスキンヘッドに変わっている。
腕は後ろに組んで、顔でリズムをとっている。
そして、今回はMaynard用のマイクが用意されている。Rageがデカくなった証拠か。
シャウトが終わった後はザックとハイタッチ&じゃれ合ったような様子も。(ザックが一方的に?だとしても珍しい)
照れ隠しなのかその後は、演奏が終わるのを待たずに、携帯電話に出て去っていくという(パフォーマンスも)。

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余談だが、2018年のインタビューでは、ライブでの携帯電話の使用についてこんなことを言っていた。

nme-jp.com

どの回も、実はというかやはり、TOOLも同じフェスに出演しているということが分かった。
それから、TOOLのドラマーDanny Careyと思しき人物が、毎回Maynardの歌唱中にBradのドラムを叩きに登場している。あまりガッツリは映っていないがおそらくそうだろう。こちらの二人はハイタッチしたり、笑いあったり良い感じ。

ということで、こうやってじっくり比較してみるのはなかなか面白い。他のバンドでもやってみようかな。

※それにしても、Rage復活してほしい。A Perfect Circleは14年ぶりの新作(2018年)出してるよ。